飲み込むチカラを鍛えましょー!

本社スタッフのNですcrying

 

「春が来たーぁ!」

ご機嫌です♪

気温もグン!と高くなり、梅の開花情報が聞かれるなか

も咲いてしまうんじゃない?ってくらいの陽気ですsmiley

極端に寒さが苦手な私にとっては

よーやく!よーやく!トンネルを抜けた感じ

まだまだ冬の装いのままだけれど…

すこーし汗ばむと、「やったぁ!免疫力上がるーっ!」って

うれしくなってニンマリしてしまいます

 

ところで、「あー、のど乾いたぁ!」とドリンクをゴクリと飲んだ瞬間!

「さっ!ごはんだぁ♪」とひとくち食べた瞬間!

むせた経験、一度はありますよね~

慌てていてもいなくても、その時は不意にやって来るー

激しくむせた時はけっこう苦しいし、

ややオーバー気味の咳のせいで胸(肺)も痛い気が

周りに人がいたら、もんのすごーく気の毒がられるレベル…。

「それ、誤嚥(ごえん)です」。

(ドラマ「ドクターホワイト」を見ていた方、ややウケましたか?)

 

私たちがふだん、「あたりまえのように」飲んだり食べたりできるのは

「嚥下(えんげ)」というカラダのしくみ、はたらきのおかげなんです

ちゃんと「嚥下」してくれているから

飲食物は「無事に」食道へ送り込まれ、腸からその先へ

そして、私たちのカラダをつくってくれています感謝♡

 

その「あたりまえのように」「無事に」がかなわなくなる…

つまり「誤嚥」に加え、

クチやのどにいる細菌(病原微生物)が飲食物や唾液と一緒に

気道(気管支)から肺へ到達すると—

肺に炎症が起こり、「誤嚥性肺炎」を招いてしまいます

 

「誤嚥性肺炎」という言葉、最近よく耳にしますよね。

みなさんは、どれくらいご存じですか?

私はとてもとても浅い知識しか持っておらず…

数年前、親族が脳梗塞を発症し、

退院が近づいた頃、自宅療養時の「お約束ごと」「注意点」等を

看護師さんからレクチャーを受け、初めて教わりました

 

「誤嚥性肺炎」は脳血管疾患を経験された方のほか、

パーキンソン病など神経疾患のある方、認知症の方、高齢者に多く

該当される方は特に注意が必要

周りにおられるご家族、介護者も気を配る必要があります。

 

でもね、実は決して上記の方々だけの病気じゃない…。

誤嚥により、肺にリスクを伴ってしまうことは誰にでも起こりうるんです

他人事ではなくって、私たちも日頃から気をつけておかないと

 

そんなわけで、今回は「摂食嚥下機能」について。

そして、「誤嚥」を防ぐために

効果的なトレーニング方法や日常生活でできることをご紹介しますね

 

「摂食嚥下」がスムーズにおこなわれているのは、

さまざまな器官の筋肉や神経による連係プレーの賜物

私たちは飲食物をクチに運び、歯で噛み砕き、舌を使ってのどの奥へと運びます

そして、ここから先は器官たちへバトンタッチ。

まず、「嚥下反射」という機能がはたらいて、

飲食物は咽頭を通過して食道から胃へ

この「嚥下反射」がと~っても重要な役割を担ってくれていて—

「飲食物が来たぞー!」と認知した瞬時(反射)に喉頭蓋を下げ、

飲食物が気管に入らないよう入口をふさいでくれます。感謝♡

万が一、蓋を閉めるタイミングが合わず誤嚥したとしても

ただちに感知し、取り除こうとする「生体反射」がはたらきます

咳払い、むせるという行為はこれにあたり、

まだまだ体内機能が衰えていない証拠!なんだそう

でもね、「嚥下機能低下」「のどの老化」は、40代前後から始まるんだとか

もうひとつ!「誤嚥性肺炎」といえば—

食事中に起こる「摂食嚥下機能低下」と思われがちですよね?

実は睡眠中、不意に唾液を誤飲してしまう事例がとても増えているそう

前述した病気が要因の場合に加え、加齢に伴う「のどの老化」でも誘発します

 

でも大丈夫

「嚥下機能低下」も「のどの老化」も

トレーニングや日常生活の改善で回避できる可能性大なんです

そこで、今回は—

『今日から実践!誤嚥を防ごう!飲み込むチカラを鍛える大作戦!』と題し、

ご家族みなさんでおこなっていただける予防策に触れてみたいと思います

毎日励行すれば、きっと役に立つハズ

 

★トレーニング★

前述したとおり—

サルコペニア(加齢などで筋量が減少し、筋力が衰えること)により

クチやのど辺りの筋力も衰え、誤嚥が起こりやすくなります。

そこで、「飲み込むチカラを鍛えるトレーニング」がコレ↓

【パタカラ体操】

食べる時、声を出す時、実はおなじ器官を使っています。

というわけで、普段から発声練習をおこなうことが誤嚥への助けになるそう。

①「パパパ、タタタ、カカカ、ラララ」を5回くりかえしましょう。

②次に「パタカラ、パタカラ、パタカラ」を5回くりかえして。

[①②を1セットとして、一日3セット以上/食事前がオススメ]

 

【嚥下おでこ体操】

のどの筋肉が鍛えられるトレーニングのひとつ。

のど仏あたりにチカラが入っていることがポイントです!

①手のひら(利き手がベスト)の付け根あたりをおでこに。

②背筋はまっすぐにして、顎を引き、おへそをのぞき込んで。

③手のひらとおでこを押し合うようにして5秒キープ!

[10回を1セットとして、一日1回]

 

【あご持ち上げ体操】

こちらも、のどの筋肉が鍛えられるトレーニング。

のど仏が上がっていることを意識しましょう!

①両手とも、にぎりこぶしをつくっておく。

②背筋はまっすぐにして、おへそをのぞき込みながら頭を前へ倒して。

③にぎりこぶしで、あごを持ち上げるようチカラを入れましょう。

[10回を1セットとして、一日3セット以上/食事前がオススメ]

 

★口腔ケア★

歯磨きや舌磨きは万全ですか?

歯間ブラシ、デンタルフロス(糸ようじ)でのケアもお忘れなく。

常日頃から病原微生物は、でき得るかぎり排除しておきましょう!

もうひとつ!加齢により唾液腺が委縮して唾液の分泌量が少なくなるそう。

その結果、口腔内に汚れがつきやすくなるんだとか。

そこで— 唾液を出やすくする方法がコレ↓

【舌下腺マッサージ】

両親指の腹で下あご(顎と首の境目あたり)を押し上げる。[10回ほど]

【顎下腺マッサージ】

両親指の腹で耳の下あたりから下あご(首の付け根あたり)を押す。[10回ほど]

【耳下腺マッサージ】

指を揃え、耳の下あたりを円を描きながらなでてあげる。[10回ほど]
 

★食事の工夫★

●サルコペニア予防として

筋肉の材料となるたんぱく質や、噛みごたえのある食材を意識して摂取しましょう!

●ながら食べ・早食い予防として

コロナ感染対策もしつつ、時々は人と会話をしながらの会食機会を持ちましょう!

 

 

いかがでしたか?

ほかにも「1分間音読」「呼吸筋トレ」など

のどを鍛える方法はさまざまあります。

「最近、よくむせるわぁ」って方も、そうでない方も

今から飲み込むチカラを鍛えていきましょー!

ご自分のカラダはご自分で鍛え、守ってあげる♡

ご家族にも早速教えてさしあげてくださいね♡

そして、ラッキーハッピーいい毎日をおすごしください。

 

※掲載内容には、諸説あります

 

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