希望の灯り

本社スタッフのNです。

 

このたびの平成28年熊本地震により

被災されましたみなさまに、

心よりお見舞い申し上げます。

地震が収まり、みなさまがご無事で、

また、一刻も早く救援の手が届きますよう。

そして、一日も早く、平穏で幸せな暮らしが戻りますことを、

心よりお祈り申し上げます。

 

私たち「いい毎日」の本社が宮城県仙台市にあった頃、

東日本大震災の折、

日本全国のみなさまより

温かいご支援を頂戴いたしました。

本当に、本当に、感謝いたします。

 

日夜、ニュースや新聞等で情報が錯綜していますが、

今、私たちにできることを見定め、

すこしでも、すこしでも、お力になれることを

思い、考え、行動したいと思います。

 

日本はもちろん、世界の人たちの心は、

みなさまとともにあります。

 

 

私は阪神大震災で被災したひとりです。

兵庫県西宮市の自宅は全壊し、

一縷の望みであった

兵庫県神戸市にある父方の実家も全壊でした。

数日間車中泊を強いられたのち、ほぼ一年間疎開生活を送りました。

 

多くを失い、生きる希望のかけらも見出せない。

残された命の意味を自問自答する。

見るものすべて、すぐに色を失う・・・そんな毎日でした。

 

けれども・・・

けれども・・・

得たこともたくさんあったんです。

 

毎年1月17日に催される「1.17のつどい」の会場、

兵庫県神戸市役所南側の「東遊園地」(緑豊かな公園です)にある

「阪神・淡路大震災 慰霊と復興のモニュメント」。

その中心となる慰霊碑は震災5周年に建立され、

『一・一七 希望の灯り』として、「希望の灯(ひ)」が灯されています。

その台座の御影石に記された碑文には、

阪神大震災で被災した一人ひとりの思いが込められています。

 

 

一九九五年一月十七日午前五時四十六分

阪神淡路大震災

 

震災が奪ったもの

命 仕事 団欒 街並み 思い出

 

・・・たった一秒先が予見出来ない人間の限界・・・

 

震災が残してくれたもの

やさしさ 思いやり 絆 仲間

 

この灯りは

奪われた

すべてのいのちと

生き残った

わたしたちの思いを

むすびつなぐ

 

 

どうか、お心にある尊い希望の灯りを

大切に灯し続けていただけますように・・・。

 

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