香りがもたらす脳への効果

本社スタッフのNですcrying

まだ風は冷たいものの、

昼間の陽射しsmileyに春を感じる今日この頃。

まもなく春分ですね。

春分の日は、春の彼岸の中日。

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり

ホントあたたかくなってきました

 

さて、今回は香りのお話です。

お気に入りの香り、ありますか?

私は高校生の頃、香りに目覚めて以来

香りマニアみたいになってしまって、

一時期は「ショップみたい・・・」と

家に遊びに来た友人に呆れられるくらい、

ひとつのキャビネットの上が

オードトワレで埋まっていたことがあります

 

自分の好きな香り(におい)を香る(嗅ぐ)と

落ち着いたり、気分が良くなったり・・・

そんな経験、ありますよね?

ラベンダーの香りは、リラックスした時に出る

アルファ波が増える。

ウイスキー好きの人がウイスキーの匂いを嗅ぐと

脳の血流が増えるなどの研究結果が出ているそうです

 

ある香りを香った瞬間、

過去の光景がフラッシュバックしたり、

特定の人や場所を思い出す・・・

これ、プルースト効果というそうです。

フランスの作家、マルセル・プルーストの作品

『失われた時を求めて』の中で、

主人公が紅茶にマドレーヌを浸す時の香りで

幼少時代の記憶を思い出す描写から来ているとか

そんなこんなで、香りは、何かを思い出す時の

重要な手がかりになるとされています。

 

でも、なんで香りは、そんなに記憶に残るんでしょう?

気になって調べてみたら・・・

その秘密は、脳のしくみにありました

脳には本能や情動を担当する「大脳辺縁系」と、

思考を担当する理性的な「大脳新皮質」があります。

「大脳辺縁系」には、おなじみの海馬と呼ばれる

記憶をつかさどる器官があって、

あらゆる情報は短期記憶として

一旦、海馬に保管されるそうです。

何度も思い出すような情報は、

海馬で長期記憶に変換される。

人のカラダって、ほんと神秘です

そして~、

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感の中で、

唯一、嗅覚だけが海馬に直接、情報を送ることができる。

「大脳辺縁系」は、食欲などや

快・不快といった人の本能的な行動、

喜怒哀楽などの感情をつかさどっています。

つまり、香りは本能的な行動や感情に直接作用する。

なので、記憶が残りやすく、鮮明ということなのでしょう

 

難しいことは、さて置き・・・

香りは脳や精神をリラックスさせるだけじゃなくて、

勉強や仕事の効率に役立ったり、

高揚感を持つことも知られています

 

【リラックス効果】

ラベンダー、ジャスミン、カモミール、

スペアミント、ベルガモット(たいまつ花)、

キャラウェイ(姫ういきょう)、

サンダルウッド(白檀)、マジョラムなど

 

【集中力を高め、気分をリフレッシュ】

ペパーミント、ユーカリ、レモン、ローズマリーなど

 

【気分を高揚させる効果】

ネロリ(オレンジの花)、ローズ、

イランイラン、バジル、シナモン、

グローブ(丁子)、ブラックペッパーなど

 

とはいっても、

やっぱり自分が「好き」と思える香りが

どんなシーンであっても

一番効果があるそうですよ

 

生活のリズムに合わせて

お気に入りの香りをうまく取り入れてみるもの

イイかもしれませんね

そして、ラッキーハッピーいい毎日をおすごしください。

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